犬と一緒にシリウスに

寄り道しつつ人生の階段、降りてます

犬を抱えて

急激にめっきり弱ったとは言え逝く日の朝も普通だった。
明るくなった頃外に出て、棒立ちだったけど道路の染みの匂い嗅いだり
お気に入り電柱にオシッコしたり。
抱きかかえて家に戻って、お散歩ありがとうジャーキー半分食べて。
ちょっと目を話したら自力でウンコしに行って。
頑張って踏ん張って、後ろ脚が弱っているから倒れそうになったので
水飲み場に抱きかかえて連れて行ってあげて。
しばらくそこで寝そべっていたけど母が寝ているベット横に連れて行き
「寒いからここで寝るんだよ」と声をかけて。
コーヒー飲みながら姿を観ていたら、何だか大きな呼吸を一つ二つして。
しばらくそのまま眺めていたら、お腹が全く動かないのに気付いて。
そんな感じの旅立ちだった。
なんかもう、「気を許したら心臓止まっちゃってごめん」と犬が言うのが
聞こえるくらいあっけなく。

うっかり逝っちゃいました!

訪問火葬をお願いし、ひと気の無い原っぱの近くの駐車場で火葬してもらい
骨を拾いにそこまで行き、抱えて帰って来て。
時々嗚咽して。
また号泣して。
そんな日々がまだまだしばらく続くのだろう。


可愛い顔用のフォトフレームを買ったり、やる事は全て済んだ。
後は時間がどうにかしてくれる。