犬と一緒にシリウスに

寄り道しつつ人生の階段、降りてます

(似合ったタイトルが見つからない)

ご近所で不幸があり、母が挨拶したいと言うので付き合った。
不愛想なおじさんだったけど、不思議と私は嫌いではなかった。


お線香をあげ同年代の娘さんと話す。
おじさんが亡くなった事よりも、娘さんの後悔が自分と同じでせつなくなり、
彼女を想ってなのか自分の心の棘を思い出してなのか判らない涙がでた。



死んだ父にずっと見守ってくれとか、助けてくれとかそんな事は思わない。
でも「キツく当たったのは本心ではない。お父さんの事を思っての言葉だった」と、
伝える事が出来たなら。
この先ずーーーーと心に抱えて生きる気がする。


そして案外、こんな風に思って生きるのは自分だけではなくて、だからそんなに
自分を責める必要もないんじゃないかと思ったりした、肌寒い小雨の日。